JNRの結婚後ブログ

PAでの婚活の記録と結婚後の生活、雑記

社内失業に陥るとどうなるのか

以前、ちらっと社内失業について触れましたが、もう少し。

海外ではボーアウトというらしいです。

経験したことがなければ、仕事の場でそんなことあり得るのか?という印象を持たれることが多い気がします。

 

自分の場合は、気がつかないうちに茹でガエルになっていました。

このケースは対応が遅れると本当に致命的です。

何らかの理由で、気がつくと仕事の主流から外されている、いつの間にか仕事が回って来なくなっている、など自覚した時には落とし穴に落とされています。

自分が離脱できたのは、本当に運良くその当時の上司の介入があったからにすぎません。結果的に仕事は上手くいかなかったのですが、社内失業から離脱できた事は助かりました。

 

このケースがまずいのは、結果として仕事をしていないがために周囲に言いづらいこと、あるいは仕事をしているフリをしてしまうこと、勤務時間の経過を待つためにメンタルをすり減らすこと、次第に自暴自棄になっていくこと、あとはこれらの悪循環によってどんどん自力で抜け出せなくなります。

そして仕事の実績を何も積んでいないので、長期化した場合は転職等で環境を変えることすら難しくなります。

 

何もしていないのにメンタルをすり減らす、というよりも何もしていないからメンタルをすり減らします。

雇用契約上は職場に一定時間いなければならないが、いてもやることがなく、暗黙のうちに自分の存在意義を否定されると受け取ってしまうためです。

おまけに、何もしていないので、体感時間が極めて遅くなります。

1日が異常に長く感じられ、定時頃には疲れ果てます。

毎日8時間、生産的な事は何もせず、所定の場所から動くこともできず、周囲の目を気にしながら適当に時間を潰さなければならず、しかもこの毎日に終わりはない、としたら苦痛でしかありません。

 

休日に何もしないと決めて、文字通り何もせずただ座っている状態を続けたとしたら非常に辛いと思いますが、それとほぼ同じことです(周囲の目はありませんが)。

許可されるのは食事とトイレくらいですね。それ以外は読書も勉強も、横になるのも、寝るのも、遊ぶのもネットも禁止。

 

過労によるバーンアウトと違って、何もしていないのに壊れます。

バーンアウトは実績自体は積んでいるので復帰さえできればまだ望みはあると思いますし、無茶を続けていればどこかで無理が来るので、そのうち止まらざるをえません。

社内失業はそれすらない訳で、組織内で解決ができなかった場合、非常に厳しい未来が待っています。

 

離脱方法は・・・正直これ!という方法は思いつきません。

能動的に動ける場合、話のわかる信頼できる上司に相談する、異動などで逃げる、転職する、などですが、どれも簡単ではありません。

上司は、そもそも話のわかる上司がいなければ話になりません。

次の部署へ異動できたとしても、長期間自信喪失した状態では満足なパフォーマンスを出すことも難しいでしょう。

転職も同様に、自信喪失状態では通るものもなかなか通らなくなります。

 

いっそ医者に行き、休職診断をもらって休職で仕切り直してしまった方がいいのかもしれません・・・

会社によっては人事部預かりとなって、復職時に別部署に異動できるでしょうから。

ただ、これも休職できるほどの相応に遵法意識のまっとうな会社という条件がつきます。

 

ただ、できれば休んで仕切り直した方がいいのではないかと思います。

悪い状態でいきなり退職して、さらに不安定な状態に陥るよりも、最大1年半の時間的な猶予はできます。

傷病手当金が支給されればいきなり生活に行き詰まることはないはずです。

ただ、支給されるまで手続き等に時間がかかること、通常時は会社と折半している社会保険料などが全額のしかかってくることなどには注意が必要ですが。

何度も使える手ではありませんが、非常時ですから使ってもいいのではないかと思います。

復職

長い休暇の間に色々とインプットを増やして、かなり精神的に余裕も出てきました。

やはり、先人がまとめた知識をインプットしていくのは効率がいいです。

インプットした情報を咀嚼できるだけの知識や経験は必要ですが、整理された考え方を取り入れて思考がスッキリします。

 

 

その後、復職することになったのですが・・・

もう以前の業務に戻りたいとは微塵も思わないので、復職異動を狙っていました。

何よりも部署の責任者である上司Aと折り合いが悪かったし、上司Bもイマイチ当てになりそうにありませんでした。(職務上の関係は、上司A>上司B>自分)

  

とにかく上司Aは何事にも高圧的・否定的でした。

ちょっとした業務上の相談であってもメモ書きではなくパワポで資料をつくれとか、本質から外れたどうでもいいことばかり指摘して話の腰を折ってきます。

実のところ偉そうに取り繕っている外面に対して、小心者で自信がなく、いつも内心では部下を恐れていたのだと思います。

議論や具体的に指摘できる中身を持っていないので、自分のプライドを守るために重箱の隅をつついて話を聞かない、受け入れないという情けない対応しか取れなかったのでしょう。

それなら上司Aが納得できる資料を作らないお前が悪い、という指摘もあるでしょうが、どんな資料を作っても「初めから話を聞く気がない、叩き潰す前提」なので、むしろ余計な叱責をもらって不愉快になるだけでした。

微妙な案を用意して、本命は後から出すとか色々考えて対応してきましたが、その気がない人には無駄な対応でしたね。

そのため、別の人から話を上げる、味方を用意して一緒に対応するなど、自分一人での直接対応は極力避けていました。

 

 

話を戻して、勤務先は定期異動がない&異動先は上司Aの裁量となります。

在籍部門はSES派遣部門なので、仕事も以前よりはマシかもしれませんが、変わっても期待はできない状況でした。

ですが、それ以前に、上司Aが真面目に異動先を探している様子がありません。

だいたい部下のスキルセットも把握していないので、まともに探せるはずもないのですが、探していないのです。

しかも上司Aの職務であるため、こちらから表立って動くこともできません。

 

客先との顔合わせ(という名の実質的な面接)日程がいつまでも組まれないし、それどころか受け入れ先がなければ地方異動だと伝えてきました。

楯突いた時点で干しにきたのでしょう。

面接がない=異動先がない(どこも受け入れない)、という既成事実を作って左遷を狙ったのだと思います。

そして担当業務は一切なし、またしても社内失業、それも今度は公式にです。

 

さらに直属の上司Bは、自己保身と事なかれ主義で何も対応しようとしません。

私に権限はありませんと言うだけで、ズルズル引き延ばして状況を悪化させるだけでした。

自分に利害のあることで、時間を浪費させるこの手の対応は本当に最悪ですね。

この手合いは表面上は適当に流して、無視して自分の目的に沿って行動するに限ります。受け入れて従うと絶対にロクなことになりません。

大抵「あなたのために」「あなたのためを思って」という言い訳がセットになっているのですが、こんな偉そうな発言を絶対に受け入れてはならないです。

所詮マウンティングか、自分の保身のために言っているに過ぎないことを、さも相手を気遣っているかのように宣うのは本当に許しがたい事です。

 

ともかく、この上司Bに報復人事について確認しましたが「そんなことはあってはならない」というのみ・・・あくまで建前を繰り返すだけ。

休暇中もいろいろとこの人とトラブルもあり、事務手続きでも不手際連発でずいぶん迷惑をかけられもはや信用すら無いのですが、困ったものでした。

 

さらに、あろうことか、頼んでもいないのに上司Aと本音で話して関係改善(笑)したら、などと言ってきました。

あなた方との関係などとっくに破綻していると認識しているのに、これ以上私があなた方に何をするんでしょうか?

あなた自身が建前でしか物事を話さないのにどの口がいうのでしょうか?

その本音の話(笑)とやらで何か成果を期待できるんでしょうか?

仮に話したとして、何を担保にその本音とやらは証明されるのでしょう?

 

すでに上司Aは管理職としての立場で事実上の左遷発言をしたわけです。

したがって、本音で話すことなど絶対にあり得ないし、まして前言撤回を期待するなど希望的観測に過ぎる、端的に言って論外であるのに、何を言っているのかと思いました。

 

結局、自分は悪者になりたくないがために意味不明な発言をしているだけなのでしょうが、露骨な保身行為が、かえって怒りや恨みを買っている事にも理解が及ばないのでしょう。

仮に本気で言っているのだとしたら、管理職でありながら政治がわからないか、幸運にも今まで人の悪意の中で働いたことがない幸せ者なのでしょう。

それとも悪意を持って、善意のフリをして陥れようとしてるのかもしれません。

 

 

一連の状況を見て、完全に見切りをつけました。

自分の時間をこれ以上無為に費やすのはもう耐えられませんでした。

このまま自分で動かなかった場合、自分が希望する仕事を得ることはできず、他人の人生を流されるまま生きることになります。

定期異動もないので、最終的には納得いかない業務に耐えられず、退職に追い込まれるでしょう。

 

 

ともかく状況を整理して、有効な戦術を立てる必要がありました。

達成目標は、今後上司Aと関わらない形での異動、希望する業務を担当できること。

上司Aが対応を行わず、秘密裏に処理したがっているのは理解できました。

関わる人が少なければ周囲に状況を把握されずに済み、思惑通りに左遷できるからです。

また、職位が上である相手が絶対的優位にあり、正面から戦っても勝ち目はありません。

 

 

厳しい状況を打破するために、引き抜き異動を狙いました。

上司Aの権限の及ばない部門外の人に状況を説明して、外部からの介入に成功すれば、形成は逆転します。

受け入れ先を探さない=受け入れ先がない、という状況を突き崩せるからです。

また、いくら権限があるといっても上司の影響力は自部署内に限定されます。

必然的に他部署との関係は対等となり、職位による優位性は消失します。

 

仮に、受け入れ先として公式に手をあげた部署が出た場合、それを理由もなく引き伸ばしたり、拒否するのであれば、部下を働かせる意思がない上司Aの責任が問われます。

一方、異動を受け入れれば、人手不足の部署へ空いた人員を異動させる形となり、表向きには丸く収まります。

上司Aは自身の行動によって追い込まれ、組織内での損得勘定を考えれば異動を飲むしかない、という読みでした。

後は自分次第、自分で行動して受け入れ先を見つけ、交渉に成功するかにかかっていました。失敗すれば後は転職しかありません。

 

 

結果として異動には成功しましたが、実に危ない橋を渡ったと思います。

過去の仕事の実績を買って他部署が手を上げてくれましたが、諸般の状況が悪ければそれも通らなかったでしょう。

本当に運が良かっただけです。

 

ともかく、合わない環境や、破綻した人間関係を全て断ち切ることができました。

自分が動くことで、自分が関わりたいと思える業務内容も手にしました。

やっと自分の人生を取り戻せたと実感できます。

 

もはや拗れ切った関係性は断ち切る以外どうにもなりません。

たとえ生活のためであっても嫌々の仕事など続けられません。

続けたとしたら再び自分が壊れるか、ストレスのはけ口が家族に向くかもしれません。

自分の選択でこれ以上不幸を続けたいとは思いませんでした。

 

合わない環境で消耗するよりも、新しい環境を探して移った方が前向きです。

100%合う環境などないのですから、あとはどこまで折り合いを付けられるか、うまくいかないならまた次の選択を考えればいいと思います。

現実の生活もあり簡単なことではありませんが、捨てる神あれば拾う神あり、なのでしょうか。

まさかの時のために、実績と人の信頼だけは少しでも積み上げておくのが正解かもしれません。

今回はそれに救われました。

復帰までの道のり4

休暇中にもう一つ勉強になったのは、人間関係の機微です。

D・カーネギーの「人を動かす」や「道は開ける」は古いアメリカの事例であり現代の古典とも言えるものですが、対人関係での対処として特に参考になりました。

人間関係のトラブルに対し、敵対的関係を避けて、友好関係に持っていくか、ということがなんども語られています。

あくまで対人関係そのものが主であり、組織内での人間関係に触れているわけではありませんが、基本は同じと思います。

相手を尊重し、承認欲求を満たしてやり、いかに自分の目的を達成するため相手に自発的に動いてもらうか、文字にするとたったこれだけですが、実践するのは自分なりの訓練や練習が必要でしょう。

 

もちろん、自分がどう思われるかは相手の世界ですから、最終的にはどうしようもないのですが、何も好き好んで攻撃的・敵対的な言動を取ってわざわざ敵を作る必要はありません。

また、普通の発言であっても意図せず相手のメンツを潰していることもあり得ます。

会議のような人が集まる場では特に注意しなければ、自分の善意によって無自覚に恨まれることにもなるかもしれません。

こちらの方が自覚がない分だけ怖いですね。

 

 

今まで、どこか正しいことを主張すれば、それが通ると考えていた節がありました。

正直、組織の政治力学を本当の意味では理解していない愚かな行為だったとしか思えないのですが、案外陥りやすい罠ではあるのかもしれません。

職位が上の人ほど批判されることにはなれていないし、メンツは権威・権力に直結するだけに、批判には敏感です。

何より組織内で何でも白黒決着をつけることは危険な行為です。

相手をやり込めても、相手が組織を去ることは稀です。

長期戦となる組織内政治において、相手の恨みを買うことは必ず禍根を残します。

そのうち思わぬところで攻撃されたり、足を引っ張られるでしょう。

 

正しいことが重要なのではなく、誰が言ったかが重要、とはよく言ったものです。

ほとんどの人は論理的な正しさや理屈では動かないし、組織ともなれば全体の利益以上に自部門や自分の利益が優先されることは普通のことです。

それが政治的影響力に直結するとなればなおさらです。

 

組織の中での政治的関係を理解せずに、組織の中でうまく動くことなどできるわけがありません。

発言力が欲しいなら、仕事で実績と信用を積み上げ、人間関係には注意を払う、不用意に敵を作らないなど、地道で細かな配慮が必要になります。

自分の正当性を主張するあまり、攻撃的な言動を取れば確実に敵を作ります。

 

 

別に人付き合いが好きだったり得意である必要はないと思いますが、人のメンツを潰さない配慮は絶対に必要だと思います。

 

 

どこでも政治的関係を理解しない「正義の人」が煙たがられ、受け入れられないのは自明のことでしょう。

「正義の人」は内心では承認欲求を満たしたくて「正しい主張」を繰り返すのでしょうが、結局のところその正しさを使って無自覚に人を攻撃するだけですから、認められるわけはないのです。

仮に、相手が正しさを受け入れたとしても、メンツを潰されたと感じていれば確実に敵意が蓄積されるでしょう。 

「正義の人」であり続ける限り、自分自身で解決すべき承認欲求を他人に向け、承認を得ることに執着しているので次第に息苦しくなるに決まっています。

自分は常に正しい、受け入れない周りが悪い、間違っている、と言って敵を作るのですから。

自戒を込めてではありますが、一番欲しい他者からの承認を求めながら、承認からもっとも遠くに位置しているのは、側から見れば滑稽というか悲劇というか、哀れですらあります。

 

 

 

今更ながら、どのような人間関係であっても特段の配慮が必要であると理解できたのは大きな気づきでした。

今まで自分がどれだけ人間関係や政治的関係に無知であったか、どれだけ敵を作ったか、考えると正直恐ろしいものがあります。

ただ、今の時点から今後の自分の行動を改めることはできます。

 

評価は周りの人が勝手に行うでしょう。

他人が勝手に行うことなど、自分ではどうすることもできません。

もはや他人からの評価自体には価値を見出してはいないのですが、組織の中にあって政治的影響力と周囲の評価は相関しますから、無視できないことも事実です。

他人の評価を求めて承認欲求に振り回されないことが重要ではないかと思います。

 

結局、他人のことより自分のミッションに集中することから始めるべきなのでしょう。

ただ、働く環境と上司だけは極力良いところを選ばなければ自分の今後に関わります。

よくない環境であれば変えた方が結局は良いのではないかと思います。

必ず良くなるとは言えませんが。